2007年1月22日月曜日

御嶽周辺の穏やかな日々とSuper Stinx


木曽の御嶽に近いロッジ上天気に泊まって、テレマークの古い仲間でゲレンデスキーを楽しんだ。チャオにせよ、マイアにせよたいていは寒いところなのだが、今回は至って穏やかな天候。今回は新調のK2 Super Stinxを試した。同じ名前は昔から使われているが、グラフィックのせいか、今まであまり良いイメージがなかったが、先日店で改めてじっくり見たら軽くてゲレンデに良さそうなディメンションであることが分かった。グラフィックもシンプルで気に入ったので購入した。予想通り、ハードパックスノーで非常に安定感のあるカービングができる。World Pisteが乗用車なら、Super Stinxはオートバイか。操縦の仕方によってパーフォーマンスに差が出て来そうだ。Summitでゲレンデを滑ると、少し頼りないが、そこを補ってくれつつ、重さはあまり変わらず軽いままという不思議な板である。しかし、こういう板の違いが味わえるようになったのは、ゲレンデをもっぱらパラレルのカービングターンで滑るようになってからだ。テレマークターンをしていると、自分の足前では微妙な違いはちっともわからない、というのが正直なところ。

2007年1月16日火曜日

「帝都東京・隠された地下網の秘密[1] [2]」


だいぶ前に単行本で出て話題になった本が、新潮文庫になっていたので買ってみた。11月に読んだ赤煉瓦駅の本が表の顔なら、これは東京の交通網の裏の顔をあつかった本だ。全体に記述があいまいで話も前後し、なかなか要領を得ない。これは、どうも、書きたいことをはっきり書けず、わざとぼかしているのかも知れないと思って、ともかく全体像をつかもうと、ざーっと斜め読みすると、ところどころにひっかかるところがあり、何となく全体像が浮かんでくる。しかし、後半になると、これはほとんど統合失調症の妄想の記録なのではないかという疑念がわいてくる。映画「陰謀のセオリー」や「ビューティフル・マインド」が思い出される。でも東京の地下なら何かあっても不思議はないような気もする。この本にもあったが、「営団」というもの自体、戦時下の挙国一致体制の一環として鉄道会社を糾合して作ったものなのに、戦後、他の営団が解体される中、なぜか帝都高速度交通営団だけが温存されているのも不思議だ。なにしろ今時「帝都」を名乗っているのも、初めて東京に行ったときに大変びっくりしたのを覚えている。何か綿々と伝わるものがありそうだ。冒頭で筆者がこだわっている国会議事堂前駅の地図表現だが、手元のMac版ProAtlasXの2.5万分の1図にも不思議な表現が見つかった。うーん、何かアヤシイ。
秋庭 俊 著 新潮文庫

2007年1月15日月曜日

輪行してみました


テレマーク関係は年末年始と何度かゲレンデスキーを積み重ねてだいたい思うようなスキーができるようになりました。どうも今年は温暖化の影響というのか、雪のふる地域に偏りがある傾向があるようです。常日頃豪雪の妙高あたりより、御岳周辺の方がたくさん降っているのではないでしょうか。
さて、ちょっとスキーはさておいて、頼んでおいた小径折りたたみ自転車が年末に入荷したのでこのところちょっと自転車方面にも気持ちが動いています。せっかくフォールディングバイクが手に入ったので、今日は電車での輪行をしてみました。このところ冬型気圧配置が続くせいで北風が強いので、風に吹かれるままに走り続けて、最後は電車で帰って来るという、イージーなプランです。豊橋あたりに行こうかと東海道を走って行きましたが、正月でもあるので途中の追分を左にとって、豊川稲荷に参詣してきました。岡崎からは30kmぐらい。(GPSで記録を取ったのですが、帰ってからコンピュータで操作するうちに消えてしまいました。残念。)この季節、豊川稲荷は多くの参詣者でにぎわい、歩道は人であふれてノロノロ歩きになるし、車は人にはばまれてやはりノロノロなのですが、車道の端を走る自転車が一番能率の良い乗り物であることがわかりました。帰りは名鉄の豊川稲荷駅前で折りたたんで、窓口で自転車ありますというと手回り品切符270円を売ってくれましたが、あとで調べると1999年にJRが自転車を無料にして、名鉄も無料になっているとのことでした。ま、今回は記念として。社会のインフラをうまく利用した便利なやり方だなぁと思います。