2007年2月14日水曜日

上越(高田)散策


スキーの合間に、上越市(昔の高田)を少し散歩した。写真はJR高田駅だが、駅前の楕円形のロータリーを取り巻くように、「ガンギ」風の軒の深いアーケードがつくられ、駅舎は妙にデフォルメされた建物になっていた。アニメ映画にでも出てきそうな、落ち着かない感じだ。楕円形のガンギアーケードが大きなマンションらしい建物の前で途切れているのが残念。建築基準などの事情があったのだろうか。「この下に高田あり」と言われた豪雪の街も、ご覧のようにひとかけらの雪もない。日本にスキーを伝えたオーストリアのレルヒ少佐を記念したレルヒ祭りの当日だったが、イベントの内容もずいぶん変更を余儀なくされたらしい。本町通りを散策したが、駅から離れた本町2丁目、1丁目あたりに来ると昔ながらの街並みが残っている。雪下ろしのために屋根にあがるためのハシゴが作りつけになっているのが特徴的だが、今年はあまり使い途がなさそう。

2007年2月7日水曜日

吉澤一郎さんのこと


先日、十石山行きの際にお世話になった乗鞍のパン工房ル・コパンの社長さんと少しお話をする機会があった。以前にこのブログにも書いた、ヤマケイ創刊号の書評で紹介された本の著者、吉澤一郎さんは、社長さんと親しく、ル・コパンにもしばしば滞在されていたとのこと。90過ぎてもお元気で、ヘリコプターで十石山にお連れしたこともあったとか。狭い山の世界とはいえ、ちょっと不思議なご縁だと思った。

2007年2月6日火曜日

オフピステの日々


栂池と十石山を訪れた。栂池は古い仲間14名が集まり楽しい日々を過ごした。いつまでたっても11月の立山のように、山々の彫りが深い(積雪が薄い)のは困ったものだ。おもしろかったことその1:Black Diamond製のジュラルミンのショベルの鑑定を行った。持ち寄った中にずいぶんいろいろのバリエーションがあり、比較すると面白い。私のは実はひとつ前のブランド名であるChouinardという名前が付いている(ちょっと自慢)。その後、取っ手がペイントされたり、ブレードまでペイントされたり、紐の穴の位置が変わったり結構変化している。リベットの頭がほとんどつぶされていない個体も発見された。これはちょうど昼休みで中断してそのままになったのだろうと推論す。今はもう売っていないが、軽量であり、ピッケルを取っ手にもできる利点もある。その2:山で自分で作ったスキーで滑っているイタリア人Davideに会った。物理学者で会議に来ているらしい。中央が膨れた形状だが、キビキビとクラストした斜面を滑っていた。今回は小学1年生のブンちゃんも参加。雪の降る中を山に向かうにしては、驚くべきマイペースで、休憩ごとにエンゼルパイを召し上がっておられました。末が楽しみです。

十石山は、栂池の仲間のうち5名が再集合。私には初めての日帰り登頂だった。風は冷たいがすばらしい晴天で、周囲の山々が細かく観察できた。四ツ岳が格好良くそびえている。焼岳もいい形だ。登りでは、4人組の若手テレマーカーにほとんど先行ラッセルしてもらった。ありがとうございます。低温のおかげで、日が当たってもあまり雪がクラストせず、下の方までパウダーが楽しめた。