You are like the wind, blowing across the land and... passing on. ---The Magnificent Seven, 1960---
2009年12月15日火曜日
人工雪ですが
ゴーゴーと爆音をたてながら進んでいく様子はまさに戦車のよう。頼りになりそう。しばらくするとまだクローズドの上部ゲレンデの方で雪の噴水があがっていた。今週は天然雪も降りそうなので、一気にコンディション良くなりそう。
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2009年12月7日月曜日
T2 ecoのマイナープロブレム
表側からネジを締め付けようとしても、この円形台座が回転してきっちりと締められない。台座中央に六角レンチをはめ込めば回転を止めることができるが、狭い靴の中でたいへん操作性がわるい。よく見ると台座がはまっているシェルのくぼみは四角形をしているので、台座自体を四角にしておけば済む話だと思うのだが? T2 ecoを買われた方は、お気を付け下さい。
2009年11月26日木曜日
Tateyama November Steps, 2009
昨シーズンから新型糊を使ったシール「ct40」を使い出したが、どんなに冷え込んでも使えるという売り文句が本当かどうか、この時期はテストに適している。感想としては、シールを板に貼る前に糊面にサラサラの新雪がついてしまうと、ほとんどくっつかなくなるので、シールの取扱はていねいにする必要がある。雪を吹き飛ばすなどして取り除くと、またくっつくようになる。一度、登りの途中で後ろ半分がベロンとはがれて雪まみれになった。これまでのシールでは復旧は絶望的でガムテープでしばるなどしてしのぐところだが、ct40では、ていねいに雪を飛ばして板に押しつけると復旧することができた。そもそもはがれた原因はたぶん少し長い板と共用しようと思って、テールの接地面より後ろまで切らずに残してあったことだろう。ct40では接地圧がかかっていない部分は接着力が発生せず、はがれてきてしまう傾向がある。
11月の山は、山肌のテクスチャが美しい。今回はここ数年では一番少雪なので、あちこちに枯れ草がつきだしていた。場所によっては、ガリッと岩にひっかかって「あぁまたキズが。。」と悩ましかったが、まずまずPowder Guideらしいシーンにも出会うことができ、楽しいシーズン明けを迎えることができた。
Camera: Canon PowerShot S90
2009年11月9日月曜日
世界モザイカルチャー博
ようするにこのような寄せ植えで、立体や額縁状のフィギュアを作り、それを見て回って楽しむといういたって穏やかなイベントである。天気も良し、出品者は外国政府だったり、国内の自治体や企業だったりで、バラエティーに富んでいて、説明を見る前に「これは何かなと」想像するのがおもしろい。このサボテンで作ったウミガメは良かった。ほかには、もうリニアが通ると決めている飯田市の作品もなかなかオカシかった。
Camera: Canon PowerShot S90
2009年10月19日月曜日
越前の山
小原峠に戻って、今度は赤兎山を目指す。登山者数は、大長よりずっと多い。山頂からふたたび白山を眺める。大長も結構かっこいい。山頂から避難小屋方面に少し下ると視界が開けて、草原の山という趣き。赤い避難小屋がきれいだ。下山してから、福井県立恐竜博物館に行ってみた。複製品も含めて世界各地から多量の恐竜化石を集めて、迫力の展示だった。学術的にも高いレベルを保っており、特別展の「恐竜は花を見たか」は見応えがあった。
翌日は荒島岳。越前大野の宿を出て、勝原(かどはら)スキー場の登山口に向かう。コンビニは市内しかないので、行動食の購入はお早めに。7時頃に既に30台ぐらい車があり、人気のほどがうかがえる。スキー場の登りは石ころごろごろのススキの道だが、それをすぎるとブナがならぶ良い雰囲気の道になる。が、傾斜はきつい。ガンガン登る。ここが一番人気ルートなので、道の傷みもめだつ。主稜線のシャクナゲ平以降はすべての登山道が合わさるのと、一番急傾斜な場所になるので、かなり悲惨な状況。帰りには人もぐんと増えて、上り下り別のルートがほしいぐらいだった。
急傾斜を終えて、そろそろ山頂が近いか、と思ってからがなかなか長い。たどり着いた山頂は360度の展望台。写真は大野の街だ。登りの途中ですれ違った人に槍が見えているよと教えられて双眼鏡で確認できたが、山頂に着いたときにはもう雲の中だった。槍から穂高を真横から見るので意外に長く横たわっていた。大野市と勝山市は隣同士ながら、かなり違ったキャラクタの街だ。古い城下町の風情を残し、昔からの商店街が元気な大野。どこが街の中心かよく分からないが、恐竜博物館、越前大仏など巨大ハコモノを誇る勝山。昔の徒歩圏社会と現代クルマ社会との対比のようにも見える。
Camera: Sigma DP2
2009年10月7日水曜日
開田高原からの御嶽
7合目の崩壊した避難小屋に着いてもまだ森の中。標高差でやっと半分を過ぎたぐらいだ。途中、合目表示があるが、6合目までが異常に長いのであせらないこと。黄色く色づいたダケカバ帯を抜けてハイマツ帯に出ると、漸くあたりの展望が良くなる。ナナカマドの紅葉も美しい。9合目あたりで稜線が近く見え始めるが、これもなかなか近づかない。最後に大きく左にトラバースして三の池のほとりに出た。ここが開田道の「頂上」だがせっかくなのでもう少し登る。
池を反時計回りして五の池小屋に行き、前回気に入った濃いコーヒーをいただく。開田道は貸し切りだったが、ここまで来ると結構な賑わい。今回は上り下りが長いので、まっすぐ帰る。三の池越しに見る中央・南アルプスがきれいだ。富士山ものぞいていた。稜線に出るまでは暑いぐらいだったが、北風が強く山頂部はかなり寒い。風のないときは鏡のような三の池も、波立っている。
下りになると、もやも晴れて、景色がすっきりと眺められ、紅葉の色も引き立ってくる。写真の左手のダケカバの多い谷を登山道が通っている。写真の左上の森の一部に畝状にもりあがっているところが、登山道のある細い尾根だ。その先の尾根の末端を降りたところが登山口。遠い。中央の少し右の裸地がロープウェイスキー場、その上の尾根上の建物がロープウェイ終点だ。登りでは暗い印象だった下部の針葉樹林も、陽がさして風が通るとなかなか気持ちが良い。細い尾根の上はなかなか快適だった。木道が滑るのは下りの方がこわかった。2時過ぎに登山口帰着。結果的には濁河のときと同じ時間割だった。
Camera: Panasonic DMC-FX01 (3:4) and Sigma DP2 (2:3)
2009年9月25日金曜日
裏と表、西と東
烏帽子小屋に着いてから、烏帽子岳往復をした。前烏帽子に登ると烏帽子岳と、その背後に立山が見えて思わず歓声。岩の感触を楽しんで烏帽子岳に登った後、烏帽子田圃の池塘群を楽しみながら南沢岳まで行った。ここからの烏帽子岳(写真)が一番格好がいいと思う。まさに烏帽子の形をしているので、横から見るとトサカ(あるいは野鳥のヤツガシラの冠羽)のようで頭でっかちで間が抜けて見える。近くで見るとなかなかカッコイイのだが、遠くからだと周りの山より低くてぱっとしない。そのおかげで百名山にならずに済んで、静かな山が楽しめるので善し悪しだが。
今回、裏銀座縦走を思い立ったのは、GWに立山の稜線からこのあたりの山々を見たときに、特に野口五郎岳の西側の小さなカールが目について、そういえばまだ行ったことのない山域だなぁと思ったことがきっかけだった。この写真は、ちょうどその逆で、稜線から見下ろすカールの向こうに立山が見えているところ。立山というのは、ずいぶん大きな岩のかたまりを頭上に頂く山なのだなぁと改めて思った。水晶小屋もこぎれいな小屋に建て変わって魅力的だったが、後の日程の都合で、がんばって鷲羽を越えて三俣山荘まで歩く。双六小屋の混雑を嫌った人たちが遅くまでかかって歩いてきて、意外に人が多くなった。
双六岳は山腹をトラバースして、西鎌尾根をたどる。三俣山荘で読んだ本によると、一番初めは三俣山荘の場所に行くためには、上高地、槍沢、西鎌を辿ったとのこと。古い歴史があるだけに、無理のない落ち着いたライン取りの道だ。千丈沢乗越までアップダウンを繰り返して行くがなかなか着かない。乗越からは坦坦と登るだけだ。自転車の山岳レースを連想しながら、ジワジワ登る。少し傾斜がゆるんだからと言ってトットッとペースをあげたり、大きな段差をエイと乗り越えてしまうと、ペースが乱れて結局遅くなる。ジワジワが大事。
12時過ぎに山荘にチェックインして、幅50cmぐらいの寝床を確保する。この小屋は先着必勝主義で、後から沢山来たからと行って、そのスペースが侵されることがないので、その後ドンドン人が詰めかけて来ても安心である。結局夕方暗くなるまでチェックインの行列が続いた。槍の穂先への渋滞もご覧の通りで、行列が一番長かった3時半頃にはコルまで行列のしっぽが伸びていた。初めてでもないので今回はパス。
時間があるので、南となりの大喰岳までブラブラ歩く。写真はここから南を見たところ。乗鞍岳の向こうに御岳が富士山のような頭をのぞかせている。この夜は、10時頃まで夕食が続き、その後食堂を片付けたところに寝る人たちは、ずっと廊下や玄関ホールで難民状態でゴロゴロせざるを得ず、落ち着かない雰囲気。小屋全体がザワザワしていてなかなか寝付かれず、やっと12時20分に消灯したと思ったら、もう2時半には点灯。小屋のスタッフはほとんど寝ていなかっただろう。朝食も混雑が予想されるので弁当にしてもらったが、鳥おこわのおいしい弁当だった。
東鎌尾根は西鎌に比べると、全体にけわしい印象だった。やはり新しく開いた道のせいだろうか。水俣乗越付近のくずれやすそうな石灰岩ぽい一帯は濡れるとずいぶん滑りやすそうだ。ヒュッテ西岳で大休止。飲み物が冷蔵庫で冷やしてあるのが面白い。大天井ヒュッテまで来るといいかげん疲れたので、山頂はパスして喜作新道のトラバースを選ぶ。なかなか危うい道だが、眺めは素晴らしい。なんとか燕山荘までたどり着くが、ここは民主主義で混み合ったら詰めると脅かされるが、結局幅60cmぐらいの封筒シュラフでゆったり寝られた。清潔なシーツとマクラカバーが付いていて大変快適。さすがは北アルプス入門の山小屋だ。沢からくみ上げた水が自由に使えるのも有り難かった。写真は絵に描いたような燕岳と、左に小さく尖っているのが烏帽子岳、その間に立山と一ノ越。ぐるっと回った旅の終わりを象徴するようなシーンだ。
今回は、登山期間中、豊科駅近くの南安タクシーに車を預けておいた。そこから登山口までと、下山してから豊科までここのタクシーを使うと、タダで預かってもらえるので安心だった。回送などもあるので、今後も便利に使えそうだ。
Camera: Panasonic DMC-FX01
2009年9月11日金曜日
濁河温泉から御嶽
まず、継子岳を一周。コマクサがかろうじて咲き残っていた。ピークの手前では図のような薄い岩片が沢山たててある。信仰の所産か。しかしここを過ぎると火山岩地帯となり溶岩の固まった丸っこい岩ばかりとなる。変化が面白い。帰ってきて見た今月のヤマケイは信仰の山特集で、この継子岳の光景が紹介されていた。春にスキーでチャオやマイアから上がってきた時のことを振り返って楽しむ。乗鞍の向こうに雲に囲まれた槍ヶ岳や立山が見えたが、この後雲がだんだん増えて遠望が効かなくなった。高山一帯は雲のフタをしたよう。
四の池あたりは雄大な旧火口のようすがいつ見ても良い。斜面を横切る露岩帯も面白い。図は三の池と摩利支天山。摩利支天にも何本も露岩帯が走っているのに初めて気がついた。摩利支天の三角点まで行ってから五の池小屋に戻ってコーヒーを頼む。一杯500円だがじっくりとドリップした濃厚なコーヒーがうまい。次回は、開田口から登ってこの小屋に泊まってみようか。登ってきた道を駆け下りて2時過ぎに帰着。宿で温泉に入れてもらってスッキリする。来たときは開田、チャオ経由だったが試しに飛騨小坂方面に降りてみる。山道を延々と下る道だったが景色は良い。飛騨側からの御岳が珍しかった。41号を美濃加茂まで行って東海環状道に乗って帰ったが、中央道がだいぶ渋滞していたようで、結果的には早かったようだ。このところ毎週末1000円渋滞がひどく、紅葉の時期が思いやられる。無料化の前段階として毎日1000円にしてくれると少しは分散するのだが。
Camera: Ricoh GRD2
2009年9月2日水曜日
五竜・鹿島槍
予報通り、前線の通過と、南から接近する台風が湿った空気を送り込んでくるので、雨の朝となる。鹿島槍への稜線は名にし負うきびしい岩稜歩きなので若干迷ったが、天候の回復を期待して雨の中を歩き出す。あまり予習しなかったので、どのあたりが岩場なのか良くわかっていなかったが、要するにほとんどずっと岩場だった。すれ違う人もほとんどなく静かな中を、次々と現れるタスクを坦坦とこなしていく感じ。最近は、MontrailのHurricane Ridgeを愛用しているが、まさにこういう時のためにある靴だと思った。強力な靴底のフリクション(強力すぎてときどきけつまずくほど)、細かいホールドにも乗れるエッジ感覚、完璧な防水性。現行商品ではなくなってしまったのが残念だ。八峰キレットでは地形のすごさに驚く。鹿島槍南峰のくだりで漸く景色が少し見え始める(写真)。
冷池山荘は、扇沢から上がってきた人たちで大賑わいだったが、それでも天気のわるさで人数としては少なめだったようで、ゆったり寝られた。文句の多い中高年が押し寄せても大丈夫なように理論武装がなされた小屋。いちいちもっともなのだが、ちょっと細かい。翌朝晴れればもう一度鹿島槍に登って展望を、と思っていたが、雲の多い天候に爺ヶ岳を冷やかして赤岩尾根をくだることにする。扇沢への道は混雑していそうなのと、テレキャビンの駅にタクシーで戻るには大谷原からが近いため。(文字通り赤い岩でできた赤岩尾根)
赤岩尾根をおりはじめるとまもなくガスに包まれてというか雨雲の中に突入し、ハシゴがたくさんかかった急坂を坦坦と下りる。登ってくる人は2パーティー3名、同方向は他にいない。たいへん空いている。写真のような、ハンモックやドームのような形をした蜘蛛の巣が大変多い。細かい水滴がつくせいで、はっきりと見えるのだろう。クモの姿が全く見えないのが少し不思議。夜行性なのか。
おりついた西俣出合では、北俣本谷にかけられた巨大な堰堤の下を通り抜けるトンネルがあった。おもしろい構造だ。堰堤を流れ落ちる水を裏からのぞける窓がいくつか作ってあるのもおもしろかった。法面の補強工事をいくつか見上げながら大谷原まで歩き、予約しておいたタクシーでテレキャビン駅まで戻る。6000円也。
Camera: Panasonic DMC-FX01
2009年8月25日火曜日
2009のスノーケリング
半島の付け根にある塩坂越(しゃくし)は、小さなビーチの左端がそのまま岩場につながっており、スノーケリング向きの海水浴場。その上は道路や集落がないので水質も良さそうだ。探検気分も漂う。この日はフィンを忘れて遠くまで泳いで行けなかったが、少し行くと岩の褶曲パターンの面白い海岸となり、風光明媚。この日は透明度がイマイチでいい写真は撮れなかったが、海中生物の豊富さはすごい。
駐車場の端にコイン式シャワーはあるがお湯ではなく水。かなり冷たい。あとからwebでチェックしてみると、海岸線のさらに南にたどった二つ目の集落、食見(しきみ)に福井県海浜自然センターがあり、ここをベースにしたスノーケリングが盛んなようだ。次回は行ってみたい。
清水から土肥にフェリーで渡ってアクセスできる西伊豆は、田子や浮島に何度か行ったが、南伊豆に今年初めて行ってみた。まずは、下田の先の須崎御用邸に隣接する九十浜(くじゅっぱま)。駐車場から少し歩いて降りていくと小さなビーチがある。その両脇は磯になっていてスノーケリングにも適。海底の砂が白いので写真にするときれいだ。岩の上には海藻がぎっしり生えている。
地元の子供会らしいグループがスイカ割りをしていた。皆、遊びが足りているらしく真っ黒でスリムだ。大人たちも慣れていて、食べやすいようにブルーシートの上でスイカ割りをして、終わったと思ったらあっというまに撤収して居なくなってしまった。いい感じだ。売店とシャワー、更衣室があり、コイン式温水シャワーがあった。
少し戻って石廊崎の西にある中木の民宿に泊まり、翌朝は渡船でヒリゾ浜に向かった。中木集落は1974年の地震で山の斜面が崩れ、家々が埋まってしまったことがあったそうだが、そのせいもあってか住民の団結心が強く、良い雰囲気の町に思えた。渡船も複数の漁船の共同運行で、頻繁に往復する船のどれに乗ってもいいので、利用者には大変便利なシステムになっている。
行った日はお盆過ぎの日曜で最盛期だったため、大きな石がゴロゴロしたヒリゾ浜は文字通り足の踏み場もないぐらいパラソルや日よけテントが立ち並んでいたが、海に入ってしまえば気にならず、透明度の高い水と豊富な生物に楽しくスノーケリングができた。外洋の水が流れ込む場所のせいか、水温が低く、1.5ミリのウェットスーツを着ていても長くつかっていると寒かった。水着だけの人もいたので、どうも私たちは寒いのに弱いらしい。
写真はイシダイの幼魚の群れ。ぴったりと寄り添って泳ぐ様子が面白い(動画)。カワハギの幼魚と混群を作っているのもいた。帰り道は、414号線(天城越え)を北上したが修善寺からの有料道路の整備が進んでいて、意外にすんなりと東名にたどりついた。
2009年8月18日火曜日
Stand Up Paddle Board
調子に乗って少し沖にこぎ出すと、なにやらねずみ色っぽいモノがいくつも波間を出たり入ったりしている。こんなところでダイバーもいないだろうにと思って近づくと、どうもイルカの群れらしい。あとでカサヤンに聞いたらスナメリだろうとのこと。前にホエールウォッチングの船の横を一緒になって泳いでいくのを見たことはあるが、何かこう、もっとずっとナマで見ている感じがしてうれしかった。全く予期していなかったこともある。後では、座った状態でだが1,2度波に乗ってグングン進む感じも味わうことができた。パドルを使うので加速をしやすいという利点がありそうだ。空気でふくらますタイプのボードもあるそうで、海に行くときに一台持って行くと何かと楽しそうだ。シーカヤックという選択肢もあるが、これは北極海で生まれ育った道具だけに、基本的に体をぬらさないコンセプトになっていて、重量も重い。根がまじめな移動の道具だ。ウェットスーツを着て水陸両用状態での夏の近距離用移動ツールとしては、パドルボードの方が相性が良さそうだ。
Camera: Olympus mu1030SW
2009年7月22日水曜日
雨の上高地と晴れの西穂高
翌朝も雨はふりやまずますますゴウゴウと降っている。もう少しましなら涸沢に上がって待機して穂高にでもと思っていたが、やる気をなくして撤収。上高地の案内所のオジサンに電話であたってもらって、宿を確保。天気のわるさにキャンセルが出ているのだろう。気をとりなおして、宿の傘をさして梓川右岸の木道を歩いて見る。あちこち水浸しで靴の耐水試験の如し。幸い新品のゴアテックスだったので、さわやかに歩いて明神に至り(昨日も立ち寄ったが)、嘉門次小屋のイワナを食す。あいかわらず囲炉裏の炭火でカラリと焼いたここの岩魚はうまい。もうまったく観光客。次の日晴れたら西穂小屋に上がってと思っていたが、雨は止まず。一旦下界に撤収す。逃げ足は速いのだ。
漸く晴れたので、西穂ロープウェイで上がって、西穂高岳まで日帰りを目指す。このロープウェイは、始発が8時半とのんびりしている。8月になると少しは早くなるようだが、西穂小屋の営業戦略との兼ね合いがあるのかと邪推したり。独標までは一般登山ルート、その先はアドバンストコースと言われているが、独標の少し手前で岩々の道になり、その先に進むためのくだりも岩登り風で、うまくセレクションがかかるようになっている。小さなピークが続く稜線をたどって西穂山頂に到着し、ここ数日の鬱憤を晴らす。写真は焼岳、乗鞍方面。ますます岩だらけになる奥穂への稜線も迫力的。去年は上高地からの焼岳、今年はロープウェイで西穂と、代表的コースをやっと辿ることができたが、どちらもたいへん内容濃く良いコースだった。(8月21日記載)
2009年7月9日木曜日
フジタくんお祝い@ルコパン
カフェの中では、歌の時間もあり。こうして写真で見ると、背景の壁に描かれた絵といい、こういうパーティーのためにつくられたようなカフェだ。テレマーカーの知り合いも多く、なんだか昔のTAJのイベントの飲み会のようだった。リンゲンさんが両手に赤・白のワインを持って注いで回るので、撃沈する人多数あり。お好み焼きや能生のカニ汁もおいしゅうございました。世話人のホリさん、ご苦労様でございました。
2009年6月9日火曜日
初夏の乗鞍
雪の表面は柔らかいが、山頂近くではすぐ下がゴリッと固いところもあり、シール+スキーアイゼンが快適。山頂直下ルンゼを滑って登り返したところでやっと両氏と合流。ナゴヤ・テレマーク界の草分けの滑りを拝ませていただく。思えば最初にY氏にテレマークの道具を借りてよろよろと雪上に立ったのもこの頃の乗鞍だった。そのときはガスの中で、道具はフニャフニャだし、ときおりゴォーっと通り過ぎるアルペンスキーヤーは恐ろしいしで、早々に撤収したのを覚えている。
山頂付近で3本滑ってから、余勢を駆って、摩利支天方面に登る。富士見岳あたりから位ヶ原山荘に滑るというプランだったが、富士見岳の南のコルから下を見ると、道路の除雪で斜面がザックリ切られている。バスの時間も少し気になって、そのまま何とかごまかして降りた。「山の中で一番危険なのは人工物」とはいつも思うことだが、今回もそのとおりだった。鈴蘭まで降りてくると、もう初夏の高原の気配で、ハルゼミがミョーキンと鳴き、さわやかな風が吹いている。山が最も美しい季節を味わうことができた。
2009年6月4日木曜日
フジヤマ・スキーイング
しかし、あちこちの看板によると、この節は「スキー・ボードは危険なのでやめてください」とか「夏山時期以外登山道通行禁止」とかややこしいことになっている。そういわれても、この時期の富士山スキーは一種の伝統行事なのでしょうがないです。
同行の方の編集された動画はこちらにて公開中