2009年3月10日火曜日

てれまくり2010

岩岳で開催された「てれまくり」に今年も参加した。今回のメダマは「細板革靴レース」。最大幅80mm以下のスキーと革靴でスラロームレースをする。しかもデュアルレースなので見るのも面白い。開催側としては計時装置を使わなくていいという事情もありそうだ。写真のように昔からやってる人もいれば、今回知り合いから道具を調達して参戦した若い人も多い。文化の継承、という感じでなかなか良い雰囲気だった。私はBlack DiamondのGrand Vitesseという72mmの板と、ScarpaのNeigeというダブルの革紐靴で参戦。革製ならばいいので、バックル付きの靴にすれば良かったのだが、昔使っていたScarpa Loganが見あたらず。まぁ、紐靴文化の保存というところかな。まずは1勝して予選通過。決勝トーナメント第一戦で相手がこけてくれて1勝したあと、次のレースで惜敗。もう一勝したかったな。また、研鑽を積もう。
大会委員長の北田さんも、テレマークスキーのロールスロイスと言われた(?) Ruby Mountainで前走したが、こけていた。準備が忙しすぎたのでしょう。山田誠司さんもクロカンみたいな板で前走というかアトラクションをしていた。同時開催のみちのく出張シリーズのクロカンレースも皆盛大にこけていました。昔のレースは転ばずに滑れればまずまずの成績がとれたなと、今昔の思い。試乗会では、G3のATスキーを履いてみたが、細板革靴フリーヒールとは全く別世界ながら、特に違和感なく滑れるのがおかしい。Dynafitあたりの軽快な道具も一度試してみたい。夜のパーティーは岩岳山頂まで特別運行のゴンドラで上がって山頂レストランで開催。ファイヤーアトラクションもいっぱいでもりだくさんでした。大きなイベントになったなぁ。その分主催者側は大変だったと思います。楽しかったです。

白馬乗鞍

土曜は「てれまくり」に参加して、次の日曜はその近所でツアーに出るという、昨年と同様のパターン。一般的な栂池から天狗原経由で登っていった。暖かくなるのが早いので季節感が狂っていて、ゴンドラの上のロープウェイが動いていたり、へリスキーが始まっているとうるさくていやだなと思っていたが、まだ時期が早くてどちらも始まっておらず、比較的静かな山を楽しめた。ゴンドラでは新潟から来た山スキーオジサン3人組と乗り合わせ、ここは初めてというのでコースのミニ解説をした。ゲレンデわきは地面が出ているところも多く、少雪ぶりがなさけない。雨が降って凍ったのかカチカチの雪面を歩き出す。ソフトな雪は望めそうもない。今回は新しく買ったGarmin Edge 705という本来は自転車用のGPSを使ってみた。充電式だが1日は持つので日帰りツアーには使える。山用と比べてマイナス点は、高度計の校正が手動でできない、電子コンパスが付いていない、記録形式がトレーニング主体の少し変わった形式、などだが、本体のコンパクトさは魅力。感度もいいのでポケットに入れておくだけできれいに記録できる。成城小屋は結構雪に埋もれている(Photo1)。
天狗原にたどりついて白馬乗鞍を見上げる(Photo2)。ここまで来ると意外に雪がある。下界でおそれていた程ではない。この日は天気がくずれるような予報だったが、高曇りで遠くまできれいに見えてなかなか良い。ただし気温は高く風もないのでたいへん暑かった。この季節、アンダーウェアだけでハクノリまで登ってしまえるのはちょっと異常。写真の斜面の上2/3は堅いなりにきもちよく滑れたが下の方はブレーカブルクラスト気味で踏み込むとスキーが埋まってころぶ。天狗原からの滑り出しも予想のつかない雪で、おそるおそる。今年は気温が高いので悪雪は豊富に体験できそうだ。