2010年1月25日月曜日

1月の乗鞍にしては

 ゲレンデに吹雪が吹き荒れた翌日は、思いっきり良い天気。青空に真っ白な乗鞍が映える。しかも雪煙が上がっていない!これはだいぶ上の方まで行けるかもと期待しながら、リフトトップからツアーコースをたどる。昨夜は金山ヒュッテ泊。「名前で不安、泊まって安心」という絶妙なコピーに惹かれて泊まってみた。建物を見てもまだ不安が残ったが、泊まってみれば確かに安心。表の道から少し入っただけだが、昔の鈴蘭はこういう雰囲気のところだったのかなと思わせるたたずまいだった。
 位ヶ原に上がって樺の疎林を過ぎ、正面に乗鞍の山々を大きく眺めながら一休み。ここまでは風もなく暑いのでどんどん服を減らしても汗をかきながら登ってきたが、休んでいるうちに冷たい風がヒューっと吹き始め一気に冷却。体感温度20度から−10度という感じ。摩利支天岳東方の滑り台状の広い尾根に目標を定め、尾根の左端を登っていく。この「滑り台」は、前にPowder Guide一行で来たときにも滑ったが、ちょうど冬型季節風の風下にあるので、見晴らしの良い尾根なのに雪がウインドパックされにくいという特徴がある。尾根のトップは肩の小屋と同じぐらいの標高だ。先行者が数人いたが、ラッキーなことにここを滑ったのはボーダー一人だけだったので、われわれ3人で思いっきり落書きできた。下がるにつれてややパック気味になったが、期待通りに柔らかいPowderを堪能。動画
 位ヶ原あたりはクラストやシュカブラでやや滑りにくい箇所もあったが、切り開きまで戻るとまたPowderが楽しめた。写真はクリスマスツリーのようにつららがいっぱい下がった針葉樹。数日前に気温がぐっとあがったのでそのときに融けた雪が凍ったのだろう。写真には写らなかったが色んな色に輝いてとてもきれいだった。1月の乗鞍にしては希有の好天とおだやかな気候条件。昔からのお友達のナベちゃんを迎えて、楽しい楽しいツアー始めができた。

2010年1月5日火曜日

年末年始のスキー

 昨年は長い休みがとれたので、秋田県まで遠征したが、今年は細切れのため、前半志賀、後半御岳周辺でのピステスキーとした。Powder Guideご一行様は檜枝岐にて豪雪に埋もれた模様(ブログ1ブログ2)。年末の志賀高原は良い天気で、あたりの景色を楽しみながら、やや雪の少ないよく締まったゲレンデを高速で走り回った。宿は奥志賀のBersaroomsというペンションに初めて泊まったが、ヨーロッパあたりの小さなホテルという趣きで、たいへん良いところだった。
大晦日から元旦にかけて発達した冬型のせいで、年明けの御岳周辺は予想通りたいへんな寒さだった。チャオはゴンドラに乗っているあいだは一息つけるが、マイアはフードなしリフトなので耐寒修行が続く。マイアの上の方は地形のバラエティーがあって面白く、やはりどちらも捨てがたいのである。上天気の夜は、カルタ取りなどもあってお正月気分を味わわせてもらった。